キーワード:逆毛、ヘアメイク
どこから見ても美しいヘアセットを作るために重要なのが、「逆毛」です。逆毛をうまく使えば、自分の思ったようなヘアメイクを行うことができます。しかし、逆毛のやり方が間違っていると、髪を痛めてしまう可能性があります。そこでここからは、逆毛の魅力と髪を痛めない逆毛の作り方についてご紹介していきます。
逆毛の魅力
逆毛とは、毛並みとは逆にブラシを入れることによって、ボリュームを出すヘアアレンジ方法です。やり方は簡単ですが、方法を間違ってしまうと髪を痛めてしまう可能性があるので、注意が必要です。では、逆毛を行うメリットはどのような点なのでしょうか?
髪のボリュームをアップすることができる
髪の毛量が少ない方の場合、髪がペタンとなってしまうことを気にするという方はいるでしょう。そのような方は、逆毛を行うことによって、簡単にボリューム感を出すことができます。
小顔効果が期待できる
しっかりと髪でボリュームを出した場合、その分顔が小さく見えるようになります。そのため、逆毛を使うことによって小顔効果が期待できると言われています。より小顔に見せたい時には、逆毛を活用するといいでしょう。
ゆるふわ感を出せる
逆毛にすると、ふわふわ感を出すことができます。このふわふわ感は、女性の可愛らしい雰囲気を演出することができるのです。よりキュートな印象に仕上げたい場合は、逆毛を取り入れてみることをおすすめします。
逆毛の作り方
ではここからは、逆毛の作り方をご紹介していきます。
ブロッキングを行う
まずは逆毛を立てる場所をブロッキングして決めます。この時に綺麗にブロッキングをしておくことによって、仕上がりをよりよくすることができます。ざっくりと行いたい場合は指で分けていってもいいですが、しっかりとヘアセットをしたいという場合にはコームを使って行うことをおすすめします。逆毛を立てる毛束は、3cmほどを目安にとるといいでしょう。より細かくすることによって、ボリュームを出すことが可能となります。
毛先から根本に向かって逆毛を立てる
ではここからは、実際に逆毛を作っていきます。まずは逆毛を立てる部分の毛束を手で持ち、毛先を持つ手を引っ張りながら毛束の内側にコームを入れます。コームは毛先の方に入れて、根本に向かって動かすことによって、綺麗に逆毛をたてることが可能となります。毛束感を残してボリュームを出したいという方は、中間から根本に向かって逆毛を作るようにしましょう。そうすることで、ややまとまり感のあるバランスに仕上げることができます。
逆毛を作るのに使う道具
ではここからは、逆毛を作るために必要な道具について見ていきましょう。
ダッカール
逆毛を使ってヘアセットを行う場合、ブロッキングが重要になります。きちんとブロッキングをしてヘアメイクをすることによって、綺麗に仕上げることができます。このブロッキングをする時に使うのが、ダッカールです。ダッカールとは、大きめのピンのようなものです。ブロッキングした場所を留めるために使います。
コーム
逆毛を作るためには、コームを使う必要があります。コームにはさまざまな種類があり、利用するコームによって印象が大きく異なります。ただ、最初はなかなかうまくできないという方もいるでしょう。そのような方は、逆毛用のコームを使うことをおすすめします。逆毛用のコームは歯が二重になっているので、誰でも簡単に逆毛を作ることができます。
髪へのダメージを軽減する逆毛のやり方
逆毛を作ることによって、髪のボリュームを出すことができて、かなり異なる印象を作ることができます。そのため、魅力的に感じる人もいるでしょう。しかし、やり方が悪いと髪にダメージを与えてしまうので、注意して行う必要があります。そこでここからは、髪にダメージを与えない逆毛のポイントについてご紹介していきます。
一定方向に動かす
逆毛を作る時には、しっかりとボリュームを出すために何度もコームを上下に動かすという方もいるでしょう。しかし、何度もコームを動かしていると、髪が傷んでしまう可能性があります。そのため、逆毛を立てる時には一定方向に動かすようにしましょう。
少量ずつ行う
一気に多くの髪を逆毛にしようとすると、均等に逆毛でのヘアセットを行うことができず、バラツキが出てしまいます。そのバラツキを解消するために何度もコームを動かしていると、髪が傷んでしまうことが考えられます。そのため、コームを入れる時には少量の毛束をとって行うようにしましょう。また、その時にしっかりと髪を引っ張ってコームを動かすことによって、より簡単に綺麗な逆毛を作ることができるので、コームを動かす回数を減らすことができます。
根元だけに逆毛を立てる
毛先に逆毛を立ててしまうと、髪が絡まりやすくなってしまいます。根元を逆毛にするだけでも十分にボリュームを出すことができるので、ボリュームを出したいだけの場合は根元だけにしておく方がよいでしょう。
毛先からといていく
逆毛を立てた後、なかなか自分で綺麗にほどけないという方もいるでしょう。間違ったほどき方をしてしまうと、髪がちぎれてしまったり髪を痛めてしまう可能性があります。そのため、丁寧に髪をといていくことが重要となります。逆毛を立てた後にはなかなかコームが毛流れの方向に通りづらくなっているので、まずは毛先からゆっくりと髪をといていくことが必要です。最初は毛先も思うようにコームが通らない場合が多いので、軽くコームを通していくようにして、徐々に絡まった髪をまっすぐに戻しましょう。
まとめ
いかがでしたか?ヘアメイクをする時に逆毛を使うことによって、より雰囲気を大きく変えることができます。ゆるくふわふわな髪型は女性らしさを強調してくれるので、魅力的な雰囲気を作ることができるでしょう。ただ、逆毛を行うと髪を痛めてしまう可能性があります。そのため、少量ずつ少ない回数で逆毛を作ることが重要です。また、逆毛を行った後は髪が絡まりやすい状態になっているので、丁寧にほどくようにしましょう。