おしゃれなヘアメイクを行う際に、すき毛を使うことがあります。しかし、普段あまりさまざまなヘアメイクをすることがないという方の場合、「すき毛って何?」「どんなヘアメイクができるの?」と感じている方もいるでしょう。そこで今回は、そのような方向けにすき毛のメリット・デメリット、そしてすき毛を使って行うことができるヘアメイクについて具体的にご紹介していきます。

すき毛とは?

すき毛とは、アップスタイルのヘアメイクを行う際にボリュームを出すために髪の中に入れる毛の塊のことを指します。髪の中に入れる黒い塊なので、「あんこ」という名前で呼ぶ方もいます。普段はほとんど利用することがないので、見慣れないと感じる方もいると思いますが、ヘアメイクを行う際に使われることもあります。

すき毛を使うメリット

ではここからは、すき毛を使うメリットについて見ていきましょう。

髪のボリュームを出すことができる

ヘアメイクの種類によっては、髪にしっかりとボリュームを出すことによって綺麗にセットできるというものもあります。そのようなヘアメイクの場合、すき毛を活用することによってよりボリュームのある見た目を作ることができます。特に髪が薄い方や柔らかい髪質の方の場合、逆毛を立ててもボリュームが出づらいことがあります。そのような時に活用するケースが多いです。

セットの持続力を上げる

アップスタイルのヘアメイクを行う場合、髪型をセットする際にワックスやスプレーを使って髪を固めていきます。しかし、時間が経つことによって、徐々にボリュームがなくなってしまうことも多いです。アップスタイルはそのボリューム感が魅力なので、崩れてしまうことによっておしゃれ度が下がってしまいます。ただ、ヘアメイクの際にすき毛を中に入れておくことによって、ボリュームを簡単に出すことができる上に、セットの持続力を上げることができるのです。長時間ヘアメイクを維持したいと考えている方の場合、すき毛を使った方がよいでしょう。

髪にダメージを与えなくてよい

ヘアメイクで髪にボリュームを出すために、逆毛を立てることは多くあります。しかし、逆毛を立てる時にはくしを毛流れと逆方向に流していくので、何度も行うと髪を痛めてしまう危険があります。そのような時にもおすすめなのがすき毛です。すき毛でボリュームを出すことができれば、最低限のすき毛で済むので、髪へのダメージを減らすことができます。

すき毛を使うデメリット

すき毛は簡単にボリュームを出すことができる上に、ヘアメイクの持続力も高めることができるため、大きな魅力があると言われています。しかし、すき毛を利用することによって生じるデメリットもあります。そこでここからは、すき毛をする時のデメリットについても見ていきましょう。

ピンの本数が多くなる

すき毛を利用する時には、ピンを使って頭皮に固定します。そのため、通常よりも多くのピンを利用することになります。ピンの量が多くなると、地肌に当たる本数が増えて不快に感じる方もいるようです。

頭が蒸れやすくなる

アップスタイルですき毛をつけてセットを行うと、頭がむれやすいと感じる方も多くいるようです。そのため、長時間すき毛を使ったヘアセットを行っていると、不快に感じることもあるかもしれません。特に夏場にヘアメイクを行う際には注意しておく必要があるでしょう。

すき毛を使ったヘアメイクの種類

すき毛はボリュームを出すために使うヘアメイクの方法です。そのため、アップスタイルのヘアメイクで利用されることが多くあります。そこでここからは、すき毛を使ったヘアメイクの種類についてご紹介していきます。

お団子スタイル

髪をまとめてお団子にするヘアメイクの場合、すき毛を使用した方が魅力的なヘアメイクになると言われています。お団子では髪の毛を高い位置でまとめていくので、顔周りやうなじを美しく見せることができるヘアメイク方法です。しかし、髪の量が少ないとまとまった雰囲気のお団子を作ることはできませんし、簡単に崩れてしまうというデメリットがあります。ただ、すき毛を使うことによって、よりボリューム感を出して可愛らしい雰囲気を作り出すことができるでしょう。

被せスタイル

被せスタイルとは、トップにふんわりとボリュームを出しつつ、髪の毛を被せるようにしてまとめるヘアメイク方法です。浴衣や着物に合わせることが多いヘアスタイルとなっています。被せスタイルでは、トップはもちろん後ろ側も大きくボリュームを出す必要があるため、ある程度髪の量が必要となります。そのため、すき毛が利用されることも多いです。被せスタイルでは、余った毛先を遊ばせることによっておしゃれなデザインを作ることができるため、ボリュームを出すのはすき毛を活用した方がオリジナルのヘアスタイルを作ることができるでしょう。

シニヨン

シニヨンとは、おしゃれに髪をまとめたスタイルのことです。結婚式やパーティーなどのシーンで利用されることが多くなっています。シニヨンもお団子と同じように、ボリュームを出す必要があるので、すき毛が使われることもあります。ただ、シニヨンにはさまざまな種類があるので、自分のやりたい髪型によって利用するかどうかが変わります。すき毛を使うことによって、地毛に対して逆毛を立てなくてよくなるので、髪のダメージを心配することなくボリュームを出すことができるので、魅力的だと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?アップスタイルのヘアメイクを選ぶ場合、すき毛を活用することによって手軽にボリュームを出すことができますし、長時間セットする際にも崩れにくい状態を作ることができます。その上、髪へのダメージも減らすことができるため、安心しておしゃれなヘアメイクを行うことができるでしょう。ただ、すき毛を使うことによってピンの量が増えたり、蒸れやすくなることによって不快感を感じる方もいるようです。その点はしっかりと美容師さんと相談して自分がどのようなヘアスタイルを使いたいのかに合わせて、すき毛の使用を検討しましょう。

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